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フランスがもっとわかる!


パリ在住のコーディネーター&ライターのとしかが取材&日常で得た、ちょこっと話をアップしていきます。
by toshikamada
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コンテチーズ

フランス東部にあるジュラ地方にコンテチーズの取材に行ってきました。

フランス最大の生産量を誇るAOC(原産地統制呼称制度)チーズ。年間5万トンだそう。
日本は、第4番目の輸出国。アメリカ、ベルギー、ドイツの次ぎます。

1958年にAOCに認定されてから、ずっと自然派の生産方法を踏襲しています。
=牛乳はモンベリアール牛からのみ
=モンベリヤール牛は、一頭につき最低でも1ヘクタールの土地で放牧される
=自然の放牧草かほし草のみで飼育。サイロ(発酵草)は禁止
=保存料、着色料は禁止
=熟成は最低4ヶ月

コンテのチーズを作っている生産者はみな生産者であることを誇りに思っているそうです。
# by toshikamada | 2009-08-12 03:02 |

滞在許可証

外人の辛さを感じる、滞在許可証の申請&受理。
まだ、1年更新の滞在許可証(1年と10年カードが主体)のため、毎年、必要書類を持って県庁警察署に行き、その後、1ヶ月後位に証明書を引き取りに行くのですが。。。

もちろん、まだできていず。
私の滞在証は2008年12月8日に切れています。更新滞在証が発行されるまで、レセピセという手続き中証明書で代行されます。
が、去年は、3ヶ月有効のレセピセを2回延長。つまり、9ヶ月間かかりました。
今年は、書類提出をしたのが、4月初め。すぐにはできるとは思わないので、たっぷり3ヶ月経った7月に引き取りに行ってみたのですが、「もちろん」できていず。
どういう事務能力だと、お役所仕事にこんなに時間がかかるのでしょう??

レセピセの延長手続きをしている時の、お隣さんの話。
彼は、アフリカのガボン出身の違法移民の両親から生まれたらしく、正式な国籍はガボンなんでしょうが、フランスにはもう10年以上居るとの事。1年ものの滞在許可証を持っていたのですが、パスポート(外人はパスポート&滞在許可証セットで身分証明)なしで、滞在許可証が前回は発行されたよう。そんなケースもあるのですね。

が、更新に当たって、パスポートが必要と言われ。。。
フランス国籍を申請しているけど、まだ返事待ち。。。
パリのガボンの領事館に行ったら、「国=ガボンに帰って、パスポート申請しろ」と言われ。。。

パスポートなしで、どうやってガボンに行けるの?
ガボンには家族も知り合いもいないのに、どうして行かなきゃいけないの?
滞在許可証をパスポートなしで発行して、発行手数料も払っているのに、なんでいまさら?
と、受付で熱く訴えておりました。

微妙な状況。大変ですね。私なんて、ぜんぜん、ましのようです。
# by toshikamada | 2009-07-21 22:06

アルルの女性の衣装

アルルの女性の衣装がすごく着物に似ているのでびっくりしました。
アルル出身のクリスチャン・ラクロワが、日本人女性とアルルの女性がハート形に描かれたデッサンに象徴されるようです。

まず、準備として虫ピンを使って、上衣にかけるスカープみたいのものを、女性の体にフィットするようにドレープをつくります。女性の体の線をきれいに出すのに技術がいるそうです。その技術が母から娘にと受け継いでいかれるらしい。その準備が終わると、スカートをはき、スカーフがついた上衣を来て、スカープの結び目にも、決まった型があります。

わぁ、すごい着物に似ている!と思いました。
1)衣装が代々受け継がれていく
2)組み合わせでいろいろ楽しめる
3)衣装としてかなり高い
4)最近の若者にブーム。伝統的な服を着るとセクシーにみえる

親近感を感じました。
# by toshikamada | 2009-07-20 07:22 | 文化

アルルの女王

アルルの女王というのが居るの知っていますか?

言ってしまえば、地元のミスコンテストなんですが、容姿の美しさだけでなく、アルルの文化、つまりプロバンス地方の文化に精通していることも選択の基準です。

3年に一度選ばれるのですが、女王になるには、
プロバンス語(フランス語と全く語源が違う)を流暢に話せ読み書きができること
プロバンス地方の歴史、文化を理解していること
アルルの女性の民族衣装を一人できちんと着る事ができること
カマルグ湿田に居る動物達(牛や馬、鳥など)のことを精通していること

と、育ちがよく、頭脳明晰、容姿端麗でないといけません。
2008年に選ばれたキャロリン・セレさん(18歳)にインタビューしましたが、育ちの良い事。
かわいい感じの礼儀正しい女の子でした。

アルルの女性の民族衣装は、コンセプトが着物と同じ!
着物を着たくなりました。
# by toshikamada | 2009-07-19 05:58 | 文化

タベルのロゼ

6月は南仏取材でした。
新しく学んだ事多し。

プロバンスと言えば、ロゼ・ワイン(フランスではそう思っている人がほとんどです)。
ロゼ・ワインは、赤や白ワインほどにはワイン好きの人には評価されていず、「夏の暑い時に冷やしたロゼは美味しいよね」と季節ものになっています。

ロゼと言えば,タベルTavelが有名です。アヴィニオンから車で15分の距離。
何故かというと他のロゼは、食前酒や昼下がりに飲むものとされているのに対し、タベルのロゼは、色濃く、味もしっかりしていて、食事に合わせて飲む事できる数少ないロゼとされています。

また、タベルは、1936年にAOCに申請し(初期。当初は6~7地域しかなかった)、ロゼのみを作るという取り決めにしました。現在でも900ヘクタールと広くはない地域です。

7つのぶどうの品種がタベルのAOCでは認められいて、その中の最低4品種をブレンドして作ります。

タベルは、スパイシーな料理に合うとされているので、タイやベトナムなどのエスニック料理の時によく飲みます
# by toshikamada | 2009-07-18 04:40 |


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